4月にシルク・ド・ソレイユのコルテオ見に行ってきます。
ソレイユは私にとってとてもスペシャルな存在で、LAにいる時から見続けてきました。
初めてソレイユを見たときの感動!!今でも忘れません。
実はその昔、私はソレイユのオーディションに招かれた事があります。他のカンパニーとは異なり、ソレイユのオーディションはインビテイション方式なのです。
要は招かれないとオーディションをうけられない方式なのです。
私は「一体どんな人たちが集まるんだろう???」という興味でうける事にしました。
会場はラスベガス。
どれぐらい人が集まるのかな???
どんな人たちが来るんだろう??
思いを馳せながらLAからべガスまでの真っすぐな一本道をちんたら7時間ドライブ。
オーディション当日。会場について超ビビった。
だって受講する人が世界中から500人集まっている。
受付するのにも一苦労。
ウォームアップなんて出来やしない。
そして受講者の眼。
「何この6頭身半のアジアン」的な。
みーんな9頭身ぐらいあるお姉様がた。
ほへー。恐れ入りました。
でオーディション開始。第一次バレエコンビネーションで一気に半分落とされた。
第二次、第三次と進むとなんだか今まで「ケッ!!」って態度だったお姉様方が突然友好的に・・・
「Oh, my god! 私貴女と会った事あると思うんだけど、どこでかしら?」とか「私アリー、私達気が合うと思うんだけど」とか。
とにかく私は着々と勝ち進んでしまった。
気がつくとあんなに人がいたのに私とあともう一人の化粧の濃い白人のお姉ちゃんしかいなかった。
最終選考まで残り、審査員に「OK,あとはキュベック(本社)にビデオを持ち帰ってから審査します」とのこと。
まだこれから世界何カ国かでオーディションを行い、最終選考に残った人たちをビデオに撮り、最終的に本社で会議にかけるらしい。
疲れきった私達はオーディション会場を後にしようとスタジオのドアを開けたら、なんと今まで一緒に受けていた人たちが私達のために花道を作り、大喝采で送ってくれた。
この時ほどダンサー冥利に尽きた瞬間はない。
結果は駄目だったけど、でも本当に楽しいオーディションだった。
ソレイユのサーカスは最上級のパフォーミング・アーツだ。
どのショウも一瞬にして涙が出る瞬間がある。
一流ってこういう事なんだと身にしみる。
いつかスキップのショウもここまで「プロダクション」になれたらいいな。
もしソレイユ見た事無い方いましたら、是非見てみてください!!絶対後悔はしません!!!
スポンサーサイト